養老町消防本部

■予防課の仕事について■

　「警防」の仕事は、災害が発生した時から始まりますが、「予防」の仕事は、火災や事故が発生しないようにするのが仕事です。
　人が多数集まるショッピングセンターやガソリンスタンドなど災害が発生した場合、大きな被害が予想される場所では、特に火災や事故が発生しないように気をつけなければなりません。
　そのために立入検査（査察）をしたり、安全を守るよう指導するのが予防課の仕事です。
　民家から事業所まですべての場所から火災や事故につながる危険を見つけ出し安全な町づくりに役立てます。

予防課では、主に次のような仕事があります。

◇査　察
　査察は、建物を検査し、火災予防上不備なところを見つけ出すのが仕事です。不備事項は早急に改修するように所有者などに注意します。
　特にショッピングセンターやホテル、学校や病院など多くの人が出入りする場所は、小さな危険が大事故につながるため、数多く査察をしています。

◇建築・消防用設備指導
　多くの人が出入りする建物は、万一火災が発生した場合、被害が非常に大きくなります。そこで、建物を燃えにくくしたり、火災が発生しても避難しやすく、炎や煙が伝わりにくいよう工夫する必要があります。
　建物を建てるときから安全な構造や設備を考え、建築するよう指導しています。

◇防火管理講習・防火教室
　一定規模以上の事業所などでは、火災予防上必要な知識を持った人を配置するよう法令で定められています。毎年、防火管理者講習を開催し、火災予防上必要な知識を持つ人を養成します。
　また、地区公民館などにおいて防火教室を行い、火災のない安心・安全な町づくりを目指します。

◇火災原因調査
　火災が発生した後、なぜ火災が発生したのか原因を調査するのも仕事です。原因を究明できれば、今後そのような火災が起きないように対策を立てることができます。火災事例を住民の皆さんに認識してもらい、火災予防に役立てていきます。

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